緊急声明文 私たちはフリーランスのフォト・ジャーナリストとビデオ・ジャーナリストの集団である日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)です。 当会は、報道の自由を守り、人権と生命の尊厳を守り、ジャーナリストとしての志と姿勢を問いつづけることを目的に設立されました。 私たちは2003年4月8日イラクの首都バグダッドにおけるジャーナリストの殺害について強く抗議します。 殺されたのはロイター通信社のタラス・プロチューク、スペイン民営テレビのフリオ・アンギク・パラード、アルジャジーラのタリク・アユーブで、そのほかにも多くのジャーナリストが負傷しました。 私たちはジャーナリストとしての職務に殉じた人々に、心から哀悼の意を表します。 米軍はこの攻撃が自軍によって行われたことを認めましたが、現地の多数のジャーナリストは、これは米軍による意図的な攻撃だったと証言しています。 攻撃の目的は、自国に不利な状況を隠すことにあります。つまりイラク爆撃によってイラク国民にもたらされた悲惨な状況を、ジャーナリストの目から遠ざけること、そのためにジャーナリストをバグダッドから退避させることにあるのは、まちがいありません。 今回のイラク戦争の報道には、当JVJAの4人の会員(豊田直巳、村田信一、森住卓、広河隆一)があたり、事件当時パレスチナホテルの15階には、2人が滞在していました。 私たちはジャーナリストが取材と報道の権利を行使するにあたり、米軍が今後いっさいの危害を与えないことを、強く要請します。 さらに私たちはジャーナリストと市民の生命の重さは基本的に同じものであると考えています。私たちジャーナリストの仕事は、報道を通じて生命を守ることにあり、今回の米軍による事件は、人間の生命に敵対する行動と考えています。 私たちはジャーナリストに対してだけでなく、イラクにおける市民に対する爆撃と殺戮が一刻も早く終わることを要請します。
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