古居みずえ (FURUI Mizue)

 1948年、島根県生まれ。難病を患い闘病生活の後、写真展でパレスチナ問題に出会う。会社員生活にピリオドをうち、1988年からパレスチナ取材を始める。イスラエル占領下に生きるパレスチナの人々、特に女性たちの生きざま、そしてイスラム社会に生きる女性たちの生活を撮り続ける。ビデオカメラによる取材も開始。NHKなどのTV番組に発表。主な著書に、『インティファーダの女性たち』(彩流社)、『匿されしアジア―ビデオジャーナリストの現場から』(風媒社)。写真展『抵抗の大地から―パレスチナの女たち』を発表。ドキュメンタリー映画作品に「ガーダ パレスチナの詩」。

「ガーダ パレスチナの詩」公式HP

土井敏邦 (DOI Toshikuni)

 1953年、佐賀県生まれ。1985年よりパレスチナ・イスラエルの問題にかかわる。17年間にわたって映像による取材を続け、「パレスチナ記録の会」とともに、2009年、『届かぬ声―占領と生きる人びとー』全4部作を完成させる。ドキュメンタリー映画『沈黙を破る』は、その4部にあたる。 ドキュメンタリー映像『ファルージャ2004年4月』のほか、NHKや民放で数多くのドキュメンタリー番組も手掛けている。主な著書に『アメリカのユダヤ人』(岩波新書)、『「和平合意」とパレスチナ』(朝日選書)、『パレスチナの声、イスラエルの声』、『沈黙を破る―元イスラエル軍将兵が語る“占領”』(いずれも岩波書店)、『米軍はイラクで何をしたのか』『パレスチナ ジェニンの人々は語る』(いずれも岩波ブックレット)など多数。ドキュメンタリー映画作品に『沈黙を破る』、記録映像シリーズ全4作『届かぬ声-パレスチナの占領と民衆-』。

土井敏邦 公式HP

森住卓 (MORIZUMI Takashi)

 1951年生まれ。基地、環境問題などをテーマに取材活動を行う。1994年より世界の核実験被爆者を取材。5年にわたる旧ソ連セミパラチンスク核実験場の取材で週刊現代ドキュメント写真大賞を受賞。99年に出版した『セミパラチンスク』(高文研)で日本ジャーナリスト会議特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受賞。98年より湾岸戦争で米英軍がイラクで使った劣化ウラン弾による人体への影響の取材を続け、外国人ジャーナリストとして初めて、イラク・クウェート国境の非武装地帯に入り、『SAPIO』『週刊プレイボーイ』『FRIDAY』『世界』などに作品を発表。99年、コソボの民族紛争でNATO軍が使用した劣化ウラン弾の被害についても取材を続けている。2002年に『イラク・湾岸戦争の子どもたち』(高文研)。近著に『沖縄戦「集団自決」を生きる』(高文研)、シリーズ『核汚染の地球』(新日本出版社)など他多数。

森住卓公式HP

山本宗補 (YAMAMOTO Munesuke)

 1953年、長野県生まれ。サンディエゴ・シティカレッジ(米、1979-81年)で写真の基礎を学ぶ。1985年からフィリピンの取材に取り組む。1991年のピナトゥボ火山噴火の取材がきっかけで、先住民のピナトゥボ・アエタ民族の取材を続ける。ビルマ(ミャンマー)の少数民族問題、民主化闘争の取材は1988年に始める。共同通信社による国際通年企画、「生の時・死の時」(1997年度の新聞協会賞受賞)の写真担当。インド仏教徒1億人のリーダーである佐々井秀嶺師の取材には定評がある。日本国内では「老い」と「戦争の記憶」のテーマで撮影中。著書に「フィリピン 最底辺を生きる」(岩波書店)、写真集「ビルマの子供たち」(第三書館)、「ビルマの大いなる幻影」(社会評論社)、「ネグロス−嘆きの島(フィリピンの縮図)」(第三書館)、「また、あした -日本列島 老いの風景-」(アートン)

浅間山ろく通信 山本宗補公式HP

小林正典 (KOBAYASHI Masanori)

 1949年、京都府生まれ。日本写真家協会会員。マザー・テレサのレポートで1982年に読売新聞写真大賞。1989年にニューヨーク国際広告フェスティバル「人権と平和の推進」部門で銅賞。1994年に国連写真家賞受賞。著書に『マザー・テレサと神の子』(1982年PHP研究所)、『難民・終わりなき苦悩』(1986年 岩波書店)、『悪魔の兵器・地雷』(1998年ポプラ社)、『未明の街』(阪神・淡路大震災)(1999年 大月書店)、『みなおなじ世界の地球の子』(1999年ポプラ社)、『対人地雷カンボジア』(2001年 毎日新聞社)、共著に『ブッダの生涯』(新潮社)など。

佐藤文則 (SATO Fuminori)

 1954年生まれ。1979年に渡米し,サンフランシスコ・シティ・カレッジで写真を学ぶ。Impact Visuals、SIPAなどのニュース・エージェンシーを経て現在 Asia Workに所属。『TIME』、『NEWSWEEK』、『S.F.CHRONICLE』、『世界』、『サンデー毎日』などに発表。1988年からハイチを専門に取材し、昨年帰国。著書に『ハイチ 目覚めたカリブの黒人共和国』(凱風社)、『ダンシング・ヴードゥー ハイチを彩る精霊たち』(凱風社)、写真集に「ハイチ 圧制を生き抜く人びと」(岩波書店)。

佐藤文則公式HP

豊田直巳 (TOYODA Naomi)

 1956 年、静岡県生まれ。フォトジャーナリスト 。2003年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。写真集に『子どもたちが生きる世界はいま』(七つ森書館)、『大津波アチェの子供たち』(第三書館)、『イラク戦争下の子供たち』(第三書館)、『イラク 爆撃と占領の日々』(岩波書店)、『パレスチナの子供たち』(第三書館)、『イラクの子供たち』(第三書館)。著書に『「イラク戦争」の 30 日』(七つ森書館)、『難民の世紀〜漂流する民』(出版文化社)、『戦争を止めたい』(岩波ジュニア新書)。テレビ番組に日本テレビ「きょうの出来事」『衝撃ルポ「劣化ウラン弾」放射能“見えない恐怖”』、『自衛隊の行くサマワ〜市民の望むものは?』、『 劣化ウラン … 米帰還兵の叫び』。DVD作品に『知られざるDU(劣化ウラン)の恐怖』(日本語・英語二ヶ国語版)

境界線の記憶 豊田直巳公式HP

林克明 (HAYASHI Masaaki)

 1960年、長野県生まれ。大学卒業後、サラリーマン、業界編集記者として働く。その後、契約記者として死刑問題、日本国内の難民認定問題、環境問題など様々な問題を取材。『週刊現代』などで発表。1995年から1996年までチェチェン問題をレポートし『カフカスの小さな国―チェチェン独立運動始末』で第三回小学館ノンフィクション大賞優秀賞、「ジャーナリストの誕生 チェチェン戦争とメディア」で第9回週刊金曜日ルポタージュ大賞受賞。著書に『プーチン政権の闇〜チェチェン戦争・独裁・要人暗殺』(高文研)。共著に『チェチェンで何が起こっているのか』(高文研)、『見えないアジアを歩く』(三一書房)、『文筆生活の現場〜ライフワークとしてのノンフィクション』(中央公論新社)。 

チェチェン総合情報

桃井和馬 (MOMOI Kazuma)

 1962年生まれ。テンプル大学卒業。これまで130カ国あまりを「紛争」「自然環境」などを主軸に取材、撮影。独自の切り口で「文明論」を展開している。第32回太陽賞を受賞。現在は地球環境を映像として残すプロジェクト「G-Odyssey」に取り組んでいる。著書に『ペルー燃ゆ』(IPC)、『青い緑の星』(講談社)、『世紀末地球オデッセイ』(講談社)、『辺境からのEメール』(求龍堂) 、『希望へ!』(大日本図書)、『破壊される大地』(岩波書店)。共著に 『図説アマゾン』(河出書房新社)、 『地球憲法第9条』(講談社インターナショナル)、『くらやみでも へっちゃら』(大日本図書)、『大事なことは「30代」に訊け!』(東海教育研究所)など多数。

G-Odyssey 桃井和馬公式HP

綿井健陽 (WATAI Takeharu)

 1971年大阪府出身。「アジアプレス・インターナショナル」に所属。これまでに、スリランカ民族紛争、パプアニューギニア津波被害、スーダン飢餓、東ティモール・アチェ独立紛争、マルク諸島(インドネシア)宗教抗争などを取材。2001年、米国同時多発テロ事件後のアフガニスタンを取材し、フジテレビ系列「ニュースJAPAN」、テレビ朝日系列「スーパーJチャンネル」などで、現地から中継リポート。2003年には、空爆下のバグダッドから、テレビ朝日系列「ニュースステーション」、TBS系列「筑紫哲也 ニュース23」などで映像報告・中継リポートを行った。著書に『リトルバーズ―戦火のバグダッドから』(晶文社)。共著に、「アジアの傷、アジアの癒し」(風媒社)、『光市事件裁判を考える』(現代人文社)。ドキュメンタリー映画に『Little Birds』-イラク 戦火の家族たち-。

綿井健陽のチクチクPRESS

権徹 (KWON Choul)

 1967年韓国生まれ。94年に来日、98年日本写真芸術専門学校報道写真科卒業。99年日本大学芸術学部写真学科研究生修了。在学中に『週刊金曜日』でデビューし、以来マイノリティ問題や社会問題を中心としたルポルタージュ作品を発表。中朝国境における脱北者問題の取材においては、中国公安に拘束されるなどの危険を冒し、脱北者が渡河する瞬間をスクープ。『フラッシュ』と『中央日報』のトップページに掲載。韓国メディアからの信頼も厚く、主な韓国の新聞・雑誌の日本関連ニュースには彼の写真が掲載されている。もうひとつのライフワークが、歌舞伎町のストリートスナップ。約10年に渡り歌舞伎町の街を撮影し、『DAY'S JAPAN』などに発表。06年4月には新宿ニコンサロンで初の個展となる『ブルー・オーシャン』が開催された。06年9月、歌舞伎町案内人・李小牧との共著でドキュメント・フォトマガジン「歌舞伎町事変1996〜2006」をワニマガジンより発表。写真集に「歌舞伎町のこころちゃん」(講談社)。

海南友子 (KANA Tomoko)

 1971年、東京生まれ。大学卒業後、NHKの報道ディレクターとして7年勤務。2000年に独立。01年インドネシアの元『慰安婦』を取材したドキュメンタリー映画『マルディエム彼女の人生に起きたこと』を監督。山形国際ドキュメンタリー映画祭01で上映されたのを皮切りに 全国各地で上映会が相次ぎ、03年には劇場公開でも公開された。04年には 新作『にがい涙の大地から』では、過去の戦争で遺棄された化学兵器に苦しめられる人々の姿を追った。映像作品に「Mardiyem(マルディエム)彼女の人生に起きたこと」、「にがい涙の大地から」で 黒田清日本ジャーナリスト会議新人賞受賞、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。共著に『地球が危ない』(幻冬舎)、『未来創造としての戦後補償』(現代人文社)、『ドキュメンタリーの力』(子どもの未来社)。現在、ドキュメンタリー映画「ビューティフルアイランド」を製作中。

海南友子公式HP

國森康弘 (KUNIMORI Yasuhiro)

 1974年生まれ。イギリス拠点のフォトエージェンシー、Exile Images にも所属。これまで戦争や内戦が人々にもたらす影響について各国で取材、今後は「日本の戦争」の過去・現在・未来についても掘り下げていく。イラク戦争やスーダン、ソマリアの内戦、ケニアやカンボジアのスラム街、イギリスに住むムスリムら少数派の差別問題について取材を重ね、雑誌DAYS JAPAN、AERA、サンデー毎日、月刊情報誌Esquire(日本版)など、新聞では毎日新聞や共同通信を通じ全国加盟紙に寄稿。そのほかオランダで出版されるスーダンの少数民族ヌバに関する本や、イギリスのオンラインマガジンなどに写真を多数発表する。京都大学経済学部卒業・修了後、神戸新聞記者に。3年余り勤めた後退社し、フリーランスとしての活動を始めた。イギリス・カーディフ大学ジャーナリズム学部修士号取得。著書に「証言 沖縄戦の日本兵」(岩波書店)。

K's 写真ルポ 國森康弘公式HP

野田雅也 (NODA Masaya)

 1974年福岡県生まれ。20代のほとんどを世界放浪の旅に費やす。2006年にはインド洋大津波の被災地インドネシアのアチェ州を撮影し、独立を求めるゲリラ組織に密着取材。アチェの写真で06年、ナショナルジオグラフィック日本語版で特別賞を受賞。旅のなかでチベットの人びとの祈りの姿に魅了され、以来10年にわたり現地の撮影を続けている。08年のチベット騒乱時にはインド・ダラムサラより現地リポートを行なった。現在、失われたチベットの50年を描く映像プロジェクトを進行中。08年チベットの写真で上野彦馬賞の部門・毎日新聞社賞を受賞。雑誌では『フライデー』『週刊新潮』『SAPIO』『SPA!』『AERA』『週刊金曜日』『別冊宝島』『DAYS JAPAN』『クーヨン』など、新聞では『信濃毎日新聞』『東京新聞』などに寄稿している。